2015年9月10日木曜日

低コストバトルと好感度アイテムの価値

前の記事で銀聖霊を経験値素材として使った場合、705EXPなら好感度アイテムの価値を0と考えたとしても落ち武者の餌を生食いするよりも効率的だと書いた。今回は、銀聖霊で増える経験値が最低どれだけあれば合成する価値があるかを考えたい。例えば、イベ白ユニのレベル1をコストダウンのために合成したいとき、基本600から銀聖霊3体使うと3.375倍の2025になる。この場合、聖霊3体の価値は2025-600=1425で、1体は1425/3=475EXPになる。705から結構減るけど、効率的だろうか?

低コストバトルでのパリン換算は、1パリン=10.9銀聖霊+27.1花束と書いた。しっかりと計算するためには、花束の価値を設定する必要がある。好感度アイテムを比較するためにそれぞれの持つ好感度期待値を書く。花束=1.25、水晶=2.5、ルビー=3.5、ダイヤ=4.5だ。100回づつだけど、俺の記録でも大体これに収束したからこれで計算する。あと、低コストバトルの花束ドロ率はキュテリ入れて75%ぐらいだったから、基本70%として計算する。

次の計算をする前に、自分なら好感度100のためにどれだけのパリンが必要だったら許容できるか考えてみよう。1パリンで100%にできたらいい方だよね?1パリンで50%でもいいと思うかもしれない。プレイヤーから見た好感度アイテムの価値は他の育成要素と比べるとかなり浮き沈みが激しい。必要なユニットが手に入ったときはすぐにでも使いたいけど、必要なユニットがいなければ全く使い道がないからね。

さて、次の計算は比較のために「空からの贈物 神級」を参考にする。ここのドロップはルビーが4個、ダイヤが3個だ。通常時と1.5倍時の観察の結果、ルビーのドロ率は64%、ダイヤは50%として計算する。ダイヤのドロ率は適当だけど、今はそれっぽい数字を使う。このステージのカリスタは80/4で、パリン換算すると1回80/427+4/18=0.41パリンになる。手に入れられる好感度期待値は4*0.64*3.5+3*0.5*4.5=15.71で、1パリンだと好感度期待値は15.71/0.41=38.36になる。もう一つ追加すると、仮に常にフルドロだった場合だと、1パリン=好感度67.14になる。

低コストバトルの花束のドロ率を70%で計算すると、1回1.4個だから1パリンで1.4/(1/18)=25.2になって、好感度は25.2*1.25=31.5になる。通常時の空神の1パリン好感度38.36で計算すると、これだけですでに0.82パリンの価値がある。つまり残りの銀聖霊10.9に0.18パリン以上の価値があれば、低コストバトルの方が効率的だ。これは1体0.017パリンでいい。

経験値としての銀聖霊の価値を比較するために落ち武者の生食い経験値、1パリン=6940EXPを使う。ここなら0.017パリン=118EXP。つまり、銀聖霊をたったの118EXPで使ったとしても、低コストバトルは落ち武者と空神よりも効率的になる。

これではあまりにも空神に惨いので、フルドロだった場合の数字でも計算しよう。1パリン好感度67.14なら、低コスの花束の価値は31.5/67.14=0.47パリンになる。これで、銀聖霊10.9の価値が0.53パリン以上必要になる。1体0.049パリンだ。落ち武者だと0.049パリン=337EXP。これでも銀聖霊のEXPが337以上なら低コストバトルの方が効率的だ。イベ白ユニ(というかEXP426以上)の3.375倍煮込みも効率的にできる。

もっと余裕を持って、銀聖霊を最低400EXPになるように使うと、X倍煮込みの餌ユニの必要最低平均経験値は

  • 餌1・聖霊3の8倍だと172
  • 餌2・聖霊2の8倍だと134
  • 餌3・聖霊1の6倍だと134
  • 餌1・聖霊3の3.375倍だと506
  • 餌2・聖霊2の4.5倍だと320
  • 餌3・聖霊1の4.5倍だと267

銀ユニには採れたて新鮮なEXP135以上の餌をそのまま2・2で煮込んでもおkということになる。
267は3体の銀男ユニを別レアの餌にするとき、320は2体の銀男ユニを別レア同職の餌にするときなんかに銀聖霊と混ぜた方がいいってこと。イベ白ユニを別職に合成すると500EXPだけど、聖霊3と煮込むのは許容範囲内だと思う。イベ白ユニ4体同時に合成するときと比べると1回の経験値は少なくなるけど、4回に分けると総合的には3.375倍の経験値が入る。例えば500EXP*4餌=2000EXPだけど、4*500EXP*3.375*1餌=6750EXP。これに銀聖霊12体を使っても効率的には問題ない。

俺は白聖霊は白バケツよりも入手しにくくて価値が上だと思ってるから、ハーフバケツと白聖霊を煮込むことはない。だから1000EXP以下の餌は銀聖霊と煮込むようにしている。白聖霊の価値についてはいずれ考察する。

これは好感度とユニット経験値をバランスよく効率的に獲得するための計算で、どちらかの価値を0と見た場合には見方が変わってくる。銀聖霊の価値を0と見た場合なら、単純に38.36>31.5で空神の方がいいに決まっている。

あと、ユニットEXPの比較対象が落ち武者だから、もしユニットEXP効率がこれより下のミッションを対象にしたら銀聖霊の価値は上がる。

結論を言うと低コストバトル最強。空神は1.5倍だろうが回す価値はない。

追記:重要な数値をまとめておく。

空神を好感度上げの効率を最大と見た場合:
通常時の好感度の価値は、良くても1パリン=40。
曜日1.5倍時(というかフルドロと仮定した場合)の好感度の価値は、良くても1パリン=67.14。70に切り上げてもいいと思う。これからは好感度アイテムの価値の最低値として、1パリン=好感度70で計算しようかと思う。好感度1=1/70=0.0143パリンってこと。

落ち武者のユニット経験値稼ぎの効率を最大と見た場合:
通常時のユニット経験値の価値は、良くても1パリン=7000EXP。
フルドロと仮定した場合は9030EXPだけど、ストミ1.5倍での検証はまだ。

銀聖霊を最低400EXPとして扱った場合、銀聖霊1体の価値は400/7000=0.057パリン。

低コストバトルでの1パリン=10.9銀聖霊+好感度31.5とすると、通常時の空神と落ち武者でやった場合の価値で換算すると、10.9*0.057+31.5/40=1.41パリンになる。銀聖霊を400EXPと扱った場合でも、低コストバトルの方が0.41パリン分得することになる。もちろん、銀聖霊で取得するEXPが増えるほど、この得な分は増えていく。

曜日1.5倍(フルドロ)の場合でも、10.9*0.057+31.5/70=1.071で、0.071パリン分得をする。
※この「得」ってのは空神と落ち武者と比較した場合だから、低コス基準で考えたら得してるわけじゃない。比較的節約してるといったほうがいいか。

極端な話、空神と落ち武者を常にフルドロと考えた場合だと、低コストバトルの効率が上回るためには銀聖霊の経験値が(1-31.5/67.14)*9030/10.9=440EXP以上あればいい。これでもイベ白ユニの同職3.375倍煮込みは条件をクリアしているから、銀聖霊の使い勝手はかなりいい。

1 件のコメント:

  1. こまけぇんだよ!(褒め言葉)
    銀精霊がすごく使いやすいのと花束がつくのを体感で信じてやってたけど、計算するとやっぱり大きいですね!

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